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畳リビングが心地よい和木あいあいな家

畳リビングが心地よい和木あいあいな家

ホームページからお問合せをいただき、その後モデルハウスにて、木の質感を活かして基本性能のいい家づくりを考えたい、とお話を聞かせていただいたのがはじまりでした。
プランのお打合せ、実施設計の打合せも担当スタッフと共に二人三脚で進められて、工事中も現場に何度も足を運んでいただきました。
社員大工の手仕事と職人の技術で仕上がった家は、和の雰囲気と木を活かしたしつらえで、とても居心地の良いお住まいになりました。
住宅性能はUA値0.35w/㎡k、C値0.4c㎡/㎡で高気密・高断熱の温熱仕様(断熱等級6・一次エネ消費量等級6)に太陽光を5.1kw搭載しました。
許容応力度計算による耐震等級3+制震ダンパーMIRAIEΣで、大きな地震にも備えた家です。

建物面積
1F:59.62㎡/2F:52.99㎡
延床面積
112.61㎡(34.06坪)
敷地面積
155.85㎡(47.14坪)
建築年月
2024年7月

玄関

玄関を入ると、和のしつらえがお出迎えしてくれます。

障子とアクセントクロスが、ジャパニーズモダンっぽく優雅でありながら凛とした雰囲気を醸し出します。

シューズクローク

玄関から土間つながりで使える大容量のシューズクロークは、靴だけではなく冬物のコートや傘など、仕舞うものをきちんと想定して設計しています。

間取りだけではなく、収納スペースも暮らしを考えて設計すると、住んでから困ることがなくなります。

新しい家に住む際に持っていく今ある収納と、これから増えるであろう想定の収納を考えて、すっきりとした暮らしができる家を考えましょう。

玄関とつながるLDK

玄関を入ると、間仕切りなくリビングスペースにつながります。

キッチンから玄関も見渡せるので、家事の最中でも家族のお出迎えができて、子供のちょっとした変化も見逃しません。

UA値0.35w/㎡k、C値0.4c㎡/㎡の住宅性能で家を建てると、玄関つながりのリビング階段でも、温熱環境は安定します。

間仕切りがあるのとないのでどっちが良いかと言われれば、もちろん間仕切りある方が更に安定しますが、家族の成長と日々の暮らしの豊かさも踏まえると、答えはひとつではないと思っています。

その為に、私たちは自社大工の施工品質で高気密・高断熱の家を建てていて、そこでの豊かな暮らしをおすすめしているのです。

畳リビングと木質感

床の無垢ナラ材だけではなく、壁面の木製アクセントウォールと折り上げ天井、紀州桧の化粧柱で、ほどよい木質感を整え、フロアと段差のない縁なし畳リビングで和の質感をプラスしました。

 

お施主様は、和気あいあいという言葉がぴったりなご家族です。

和気あいあいとは、心と心が通じ合い和やかな気分が周囲に満ち溢れている様子です。

木の質感と、和の雰囲気を大切に家づくりを進めてきたことをご家族の姿に当てはめて、タイトルを「和木あいあいな家」とさせていただきました。

ダイニングスペースと造作カウンター

ダイニングテーブルを置くスペースにはペンダントライトを3つ設置しました。

すっきりとした仕上がりにするために、レール式ではなく固定式の器具としました。

固定式の器具は設置後動かすことができません。

その為、ダイニングテーブルの大きさや置く位置を、実施設計の際に細かく打合せさせていただきました。

 

ペンダントライトにするメリットは、灯りの重心が下がり、夕食時の雰囲気がぐっと良くなるところです。

 

スタディスペースはキッチン・ダイニングに隣接させることで、いつでも近くに家族がいる安心感のもとでお子様が使えます。

騒がしくて集中できないのでは?とご心配される場合もありますが、壁面に向かって座るようになっていて目には何も入らないので大丈夫です。

目線の先にテレビがあったりすると、お子様の集中力は一気に低下します。

スタディスペースの設置をご検討される場合は、気をつけてください。

家事ラク動線のキッチンスペース

キッチン立ち上がりの壁にリズミカルな可愛らしいタイルを貼り、良いアクセントになりました。

食洗機はフロントオープンのミーレ社製で、日々の家事を大幅に低減してくれていることと思います。

コンロの向こうは脱衣室と動線がつながっていて、洗濯とキッチンの家事動線が楽々プランになっています。

キッチンの壁とコンロ前の物入が緩衝材となり、プライベートな脱衣・浴室がリビングから直接見えにくいのも良いなと思います。

脱衣・洗濯スペース

洗濯機の横に造作棚を仕込んで、乾太くんを設置しました。

フロントオープンの食洗機と同じく、家事の時短アイテムとして人気の高い乾太くん。

我が家にもあったら良いのに・・・と、目にするたびにいつも思っています。

そのくらい、多くのお住まいに設置させていただいております。

 

脱衣室と洗面スペースを分けるのは、本当に使い勝手が良いと思います。

スペースが取れる場合、特にご要望がなくても初回プランで入れ込んでいます。

子供たちが大きくなった我が家で、分かれている方がいいなと日々実感しているからです・・・

洗面スペース

約1.45mの幅がある洗面台は、朝の忙しい時間に2人並んで使えます。

既製品でよくあるW750タイプのものが、おおよそ2つ並んでいるくらいの寸法があることを想像いただくと分かりやすいと思います。

 

下も給排水管の手前までフロートタイプとなっており、お掃除もしやすい形状です。

ハイサイド窓からの採光も心地よく、気持ち良い朝の身支度タイムになりそうですね。

リビング階段

玄関の正面に位置するリビング階段は、6段目までスケルトン形状として浮遊感を造りました。

 

箱型にすれば収納スペースになりますが、そこはお施主様と使い勝手含めの相談となります。

意匠を優先するか?少しでも収納スペースを確保するか?

どちらも正解であって、その辺はお施主様の意向をいかに汲み取れるかという、私たちのヒアリング力だと思っています。

 

階段はただの昇降装置ではなく、日々の暮らしの中で少しでもワクワク感を感じられるといいなと思い、常にプランニングをしています。

2階にある畳スペース

2階の床は無垢の杉材です、日本の木材は一層畳と合いますね。

この素材感の取り合いが好きです。

 

3帖ほどの籠りスペースに、地窓に障子をしつらえニッチを造作しました。

畳は床に座るので、全てを低めに設計すると空間の居心地がよくなります。

将来間仕切り予定のお子様部屋

お子様の成長に合わせて間仕切り壁を設置できるように下地を入れて、当面広いひと部屋で使えるように仕上げました。

家族の成長に合わせて、家の在り方も変わっていくのはとても良い事だと思います。

杉の床についた傷も、きっとお子様の成長の証として思い出に残るはずです。