Life Column

古き良き街並み

小江戸川越の、時の鐘のある古き良き街並みです。

電柱もなく、蔵造りと旧木造家屋がとても印象的で、大好きな風景です。

 

今では外国人観光客もたくさん訪れてきて、着物をレンタルして街歩きしている方も多く見かけます。

 

私が子供の頃は地元の人しかいなかった川越が、今は観光地として成り立っています。

川越で生まれ育ったので、私は川越の街が大好きです。

人混みは大の苦手ですが、人と山車でごった返す川越まつりは大好きで、毎年必ず行っています。

山車のひっかわせ、大いに盛り上がります。

 

川越には、こういった古き良き街並みの風景が、まだ所どころに残っています。

 

そして、その古き良き街並みを見にくるたくさんの人がいます。

みんなきっと、こんなノスタルジックな雰囲気が好きなんですね。

 

建築は街並みを造ります。

 

このような昔ながらの建物を、そのまま今の住まいで造ることは難しいですが、古き良き景色を感じられるような家づくりは可能だと思っています。

 

そういう家づくりを続けていけば、建築資材は変われど日本の原風景が感じられる街並みが残り、みんなが良いと思っている風景が広がるはずです。

 

景観条例や街並み規制、そういった規制を区域に設けるのも大事だと思いますが、造り手と住まい手が、みんながこんな街並み良いよねって思えるような家づくりが出来れば良いんだろうなと思います。

 

微力ですが、そんな街並みになることに少しでも貢献出来るよう、住まい造りの提案をしていきたいと、川越を訪れるたびに思うのです。