
今回は、2階リビングの家のご紹介です。
屋根の形に合わせた勾配天井とし、一番高い位置にロフトを計画。リビングと繋げる事でより広がりが生まれます。
外はシックに、中は落ち着く木を活かしたしつらえで、居心地の良い空間に仕上がりました。
住宅性能は、UA値0.41W/㎡k(断熱等級6/一次消費エネルギー等級6)、C値0.2㎠/㎡と冷暖房効率の良い省エネな家になっています。
これから冬に突入し、どんどん寒くなります。
冬の暖かさ、ご体感ください。
- 建物面積
- 1F:64.65㎡/2F:50.66㎡
- 敷地面積
- 117.71㎡
外観

濃いめのグレーでまとめたシックな外観。
木目の玄関ドアとポーチ軒天がアクセントになっていて素敵です。
北道路の外観は、大きな窓を設けない分、シンプルに仕上がります。
外壁材や玄関ドアのデザインがより際立つのも、北道路の魅力の一つです。
ポストや表札は、建物に設け、雨に濡れず取出しが可能です。
玄関

キャンプがお好きなS様ご家族の為に、広い玄関と土間収納を計画しました。
土間収納にはキャンプ用品をたっぷりと収納いただけるよう、広々とした計画に。
普段はオープンで使いやすく、来客の際は、天井に取り付けているロールスクリーンを降ろして隠すことが出来ます。
状況に合わせて対応できる計画で普段の暮らしが楽になりますね。
LDK

2階リビングのメリットは、広々とした天井と壁の少ない大空間です。
家の最上階にリビングを設けると、屋根形状に沿った天井の計画が可能です。
通常の天井よりも高く計画が出来るので、広がりが生まれゆったりとしたお住まいになります。
また、1階と比較すると構造に制限が出にくい為、大空間の計画が可能になります。
物入れの扉には、下に約20㎝の開口も設けています。
ここは、「お掃除ロボット基地」。
家を建てる時、お掃除ロボットを使う想定であれば、その基地をあらかじめ計画しておく事で、収納スペース内に入れる事ができます。

構造用の梁は、天井から出すだけでもインテリアの一部になります。
木の落ち着いた空間に仕上がり、床の目地方向と相まって広く感じる空間に。
周辺環境にもよりますが、2階は1階と比較すると日がたっぷりと入ってきます。
これも、2階リビングのメリットですね。
天井のシーリングファンは、デザイン性もいいですが、冷暖房効率を向上させる効果が期待できます。
勾配天井や吹抜けを計画中の方や取入れたい方は、ぜひ検討してみてください!

キッチンダイニングは木のぬくもりがお好きなS様ご家族に合わせて、木を活かすインテリア計画に。
天井はシナベニヤで仕上げ、壁は構造用の柱を表し仕上に、床は無垢床をご採用いただきました。
自然素材を使用する楽しみの一つがご家族の暮らしの思い出がたくさん刻まれていく、そんな木が出す味わいもお楽しみいただければと思います。
ペニンシュラ型キッチンは、コンロ前に壁を作らず、オープンに。
オープンのキッチンは、存在感がある分、高級感も出てLDKの主役になります。
また、キッチンの廻りは回遊できる動線になっており、止まることなく家事動線が取れているプランになっています。
キッチン部分だけ床材を変更し、無垢床への水撥ねを気にせずご使用いただけます。
行き止まりの無い計画となっており、コンロ横は回遊できる収納空間となっています。
ロフト


屋根形状を利用したロフト。
階段でロフトまであがり、安全に収納する事ができます。
写真に写っている落下防止用の手摺は、大工に作ってもらった造作木手摺です。
リビングの良いアクセントとなっています。
水回り

お子様が大きくなると、朝の支度で洗面化粧台前はバタバタになるケースが多いです。
今回は、2人、頑張れば3人並んでお使いいただける洗面化粧台をご採用いただきました。
シンク部分と鏡はセパレートになっている為、間にタイルを計画。
造作風に造ることが出来るため、とてもおすすめです!
また、カウンター部分に丸いシルバーが埋め込まれていますが、こちらは、下にごみ箱を置くことでできる、ダストシューターです。
屈んでごみ箱を探す手間が無くなり、ほぼ確実にごみ箱へ入ります。
小さなストレスが解消できますね。
洗濯機上には、乾太くんを設置しました。
乾太くんに乾かしてもらっている間、第2回戦の洗濯を始めることができます。
ご新築の際は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
トイレ

グレーのクロスにペンダントの灯りが素敵に浮ぶトイレ空間。
スタイリッシュな、タンクレストイレをご採用いただきました。
タンクレストイレは、タオル掛けもなくなり、すっきりとした空間に仕上がります。
大工の手を借り、2段のカウンターを設けました。
時には飾棚、時には長時間トイレのお供を置くスペースなど、色々な使い方ができます。
私なら、漫画をおくかな…なんて、妄想したり・・